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2つ目は「ウィリアム・ウォレス」。1270年にグラスゴー近郊のエルダースリーで生まれたウォレスは、幼少の頃よりペイズリー修道院で勉学に励み、ラテン語やフランス語を話すなど高い教養を身につけ、20代の若さで兵を挙げる事となります。当時のイングランド王・エドワード1世の圧政により、スコットランドの平民たちは苦しめられており、ウォレスはそんな母国の自由と独立を守るため、民衆を率いて反乱を起こします。しかし、ウォレスに従ったのは十分な武器を持たない平民が主で、頼みとしていた大貴族たちは失う物が多いため、ウォレスの行動をあまり良く思っておらず、触らぬ神に…のごとく息を潜めていました。そのため、どう考えてもこの戦いは不利で困難極まりないものでした。そんな困難をものともせず、不屈の精神で戦いを続けたウォレスでしたが、やがて貴族の裏切りにより囚われの身とり、処刑されてしまうこととなります。しかし、そんなウォレスの英雄的行動と精神は、人々に戦う意欲を持ち続けさせる大きな力となり、敗北の底から勝利へと導く結果となります。
そんな英雄ウィリアム・ウォレスの生涯を、壮大なスケールで描いた作品が「ブレイブハート」です。
メル・ギブソンがワイルドにウィリアム・ウォレスを演じ、制作、監督をも務めています。それから、第68回アカデミー賞にて、作品賞・監督賞・撮影賞・音響効果賞・メイクアップ賞を受賞、脚本賞・音楽賞・衣裳デザイン賞・音響賞・編集賞の5部門にノミネートされ、第53回ゴールデングローブ賞にて、監督賞を受賞しています。特に圧巻なのが、スターリング・ブリッジの凄まじい戦いのシーン。もの凄い数のエキストラとリアルな戦闘描写で、とにかく圧倒されるばかりです。それから思わず息を飲んで見入ってしまうのが、ウォレスの処刑のシーン。死の直前に叫ぶ彼の一言は、誰もが耳の奥に焼き付き離れなくなってしまうはず…。この映画の中で登場するフランス王フィリップ4世の娘・イザベラは、劇中ではウォレスとの和解のために使者となりますが、実際にはエドワードと婚約したのは4歳というまだとっても幼い年齢で、使者となるのには無理な年齢のためこのエピソードはフィクションです。
◇ブレイブハート BRAVE HEART 1995年 アメリカ
製作総指揮:スティーヴン・マクエビーティ
製作:アラン・ラッド・ジュニア 、ブルース デイヴィー 、メル・ギブソン
監督:メル・ギブソン 脚本:ランダル・ウォレス 撮影:ジョン・トール
美術:トム・サンダース 音楽:ジェームズ ホーナー
出演者:メル・ギブソン 、ソフィー マルソー 、ブレンダン・グリーソン 、アンガス・マクファーデン、パトリック
マッグーハン 、デイヴィッド オハラ
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